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前提を知る、ということ

2016.02.11

[ここまでのお話]
幼児音楽教育として人気のリトミック。もともとは、創始者ダルクローズが音楽家向けに今の音楽教育だけでは足りない、もっと自分自身が優れた楽器になる必要がある、と作られたメソッドの中の1つの要素でした。
・独自の歌い方により自分の内側に響く耳を持つことを目指した「ダルクローズ・ソルフェージュ」
・リズムや音楽のエネルギーを動くことで音楽の躍動感を感じる事を目指した「リトミック」
・上の2つを組み合わせて、音楽を作り出す力を育てることを目指した「即興」
の3本柱でできているメソッドです。

ここまでは「前提」であり、一番大切なポイントです。

日本で知られている「リトミック」のほとんどは「いちごジュース」や「いちごキャンディ」のようなものとします。

口当たりよく加工されているのもあれば、身体にいいとうたってるものもあります。
子供たちもお母さま方も大好きで大満足です

でも、実はほとんどの方が、
「いちご」が何かを知らないとしたら、どう思いますか?

それはお肉なの?魚なの?野菜?果物?どこにできるもの?どんな栄養素?
そもそも食べ物なの?

アレンジされたものは知っていても、元は何なのかが知られていない。
これが今の日本における「リトミック」の認知と前提のギャップです。

最後まで読んでくださってありがとうございます♡
音楽が自分から湧き出てくる喜びが、あなたにも届きますように♩