おうちの音はどんな音?
2016.02.26
突然ですが、音感レッスンは
何歳から始めるといいのでしょう?
聴覚と触覚は5感の中で、
もっとも早く成長すると言われています。
危険から身を守ろうとする
人間の本能なのでしょうね。
聴覚はその後、4-6歳に急激に発達して、
その後はほぼ横ばいになるそうです。なので、答えは、
「できるだけ早い時期から」。一般的な音感レッスンでは、
12個ある音の響きと名前を
一致させることを目的にしていますが、
ダルクローズメソッドの
音感レッスン(ソルフェージュ)では、更に、
音楽的な響きも捉えられるようにします。
それも、とーっても可愛いやり方で♡
たとえば、こんな感じ。
「みんなに帰るおうちがあるように、
音楽にも帰るおうちがあるんだよー。」
「おうちの音が見つかったら、英語で
♩ホーム♩ って歌ってみよう!」
子ども達の目は
ワクワクキラキラしてます☆
先生が即興で弾く色々な調の音楽の中から、
子ども達は「おうちの音」を見つけて
大きな声で「♩ホーム♩」と歌います。
この「おうちの音」って
なんだと思いますか?
音階でいうと「始まりと終わりの音」。
ハ長調などの調性の「主音」です。
この「主音」を、
流れる音楽の中から感覚的に
掴めるようになるのです。
これを「調性感」といい、
普通にピアノを弾くだけだと
なかなか身に付かない感覚です。
ぜひ、大切な大切な時期に、
音楽的な耳も育ててあげたいものですね♩